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Q&A  
※このQ&A事例集は、名古屋アイクリニック様がお答えくださったものです。医院によって、システム等の相違がございますので、実際に診察をお受けになる場合は、診察をお受けになる医院でよくお聞きください。
Q1. レーシックでなぜ近視が治るのですか?
A1. 眼の中でレンズの働きをしているのは角膜と水晶体です。その内の多くは角膜で行われています。この角膜にレーザーをあて、精密に削ることにより角膜の屈折率を変え、結果として近視を軽くすることができます。
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Q2. レーシックはどのくらい前から行われていましたか?
A2. アメリカでは1990年から行われるようになりました。日本では2000年1月に厚生労働省の認可を受けてから眼科専門医による手術も多く行われるようになりました。
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Q3. エキシマレーザーによる近視矯正手術には何がありますか?
A3. PRKとLASIK、LASEKがあります。PRKはまず角膜の表層である上皮を剥がし、レーザーでその下の組織を精密に削り、屈折を変えることにより近視を矯正します。その後、上皮が自然にはってくると、良い視力が得られます。これに対し、LASIKは表層をマイクロケラト−ムという特殊な器械で薄く剥がし、フラップ状に残した後、PRKと同様にレーザーでその下を精密に削り、その後そのフラップを戻します。このため痛みが少なく早期に視力回復が得られ、PRKで問題となる点が解消されます。現在最良の近視矯正手術と思われますので、当院では主にこの方法で手術を行っております。
また、角膜が薄くてLASIKの適応外になってしまった方や、格闘技をされる方でも受けられるLASEKという手術方法もございます。LASEKは、LASIKとPRKの中間に位置する手術方法と言えるでしょう。
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Q4. 使用するエキシマレーザーの器械を教えて下さい。
A4. ドイツのメーカーであるCarlZeiss社のものを使用します。このレーザーシステムは世界最先端の性能をもつ機器として、現在世界の眼科医から最も注目されており、欧州を中心に世界での評価は非常に高いシステムです。
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Q5. 手術を受ける前にどのような検査をするのですか?
A5. 検査では視力はもとより前眼部、角膜、水晶体、最も奥の網膜の状態まで手術に適応があるか、支障をきたすことはないかをくまなく調べます。また、術後の治り具合に影響を及ぼす可能性のある基礎疾患の有無の確認も行います。
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Q6. 手術はどのように進められるのですか?
A6. 適応検査で手術に適しているかどうかを調べます。その後、カウンセリングで 個別相談をし、手術の日程を決めていきます。そして、手術の1週間程前には、術前検査と診察を行います。この段階に来ても不都合があれば中止となります。手術の内容、危険性などを充分に理解した後、手術に同意をしていただき、はじめて手術となります。 手術室では横になっていただき、リラックスした状態で行います。手術は約20分程で終了します。手術中は点眼麻酔のみで、痛みを感じることはほとんどありません。詳しい手術の流れについては『LASIKについて』の『近視矯正手術の種類』をご参照ください。手術が終わったらしばらく休んでいただいた後、帰宅していただきます。
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Q7. 手術時間はどのくらいかかりますか?
A7. 実際の処置時間は片眼約10分、両眼約20分です。
手術当日は、ご来院から約90分でお帰りいただけます。
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Q8. 痛みはありますか?
A8. 手術中は麻酔の点眼薬を使用するので、痛みはほとんどありません。終わってから1時間ほど経つと、涙と軽い痛みを感じることがあります。痛みの程度は個人差がありますが、痛み止めのお薬をお渡ししますので、服用すれば、おさまります。
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Q9. 手術費用を教えて下さい。
A9. 両眼で26〜36万円。術前検査・術後(3ヶ月後まで)の検査費用・お薬代が3万円になります。
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Q10. 手術に年齢制限はありますか?
A10. 20歳以上の方を対象としています。ただし、資格・就職試験など、手術の必要が認められ保護者の承諾があれば18歳から施行する場合もあります。
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Q11. 手術を受けられないことがあるのですか?
A11. 現在眼に病気を持っている方、円錐角膜などの病的な角膜の方、怪我などで 角膜が濁ってしまった方、緑内障の方、糖尿病網膜症の方、生まれつき視力が悪く眼鏡やコンタクトレンズで視力の出ない方などです。これらにあてはまる可能性のある方は、適応検査の際に、医師にご相談ください。
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Q12. 入院する必要はあるのですか?
A12. 入院の必要はありません。手術後にはほとんどの方が裸眼で帰宅できる程度まで視力が回復しています。
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Q13. 仕事はいつからできますか?
A13. LASIKでは手術後3日目から一般的な事務などの仕事であれば復帰できますが、激しい肉体労働やコンピュ−タ−を長時間使用するなどの眼を酷使する仕事の場合は医師にご相談ください。
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Q14. スポーツはいつ頃からできますか?
A14. スポーツの種類によって可能な時期が異なります。具体的な開始時期は医師にご相談ください。激しい運動、埃っぽい所での運動、プールでの水泳は1ヶ月は行えません。また、海には3ヶ月入れませんので、充分注意して下さい。
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Q15. 手術後注意することはありますか?
A15. 数日は感染に対して注意が必要です。手術後は歩いて帰宅することができますが、異物などが眼に入らないようにサングラスを着用してください。レーシックの場合は入浴・洗顔などは翌日から、洗髪は翌々日から始められます。ただし、 1週間は眼に汗や石鹸水が入らないように注意してください。眼の周囲に残った水分 は、清潔なコットンなどで軽く拭いてください。目の周囲の化粧は、細菌感染の原因 になるので1週間は行わないでください。飲酒・喫煙は、手術の当日から手術後1週間 くらいは控えてください。また、長時間や夜間のお車の運転は1週間程避けていただきます。
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Q16. いつから見えるようになるのですか?
A16. 手術当日も人によってはすでに眼鏡なしで日常生活が過ごせる程の視力を得られる方もいますが、おおむね良好な視力は翌日以降得られるでしょう。
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Q17. 近視が戻ったりしないですか?
A17. 低矯正で近視がやや残る場合がありますが、元の状態に戻ることはありません。手術後、傷の回復には個人差がありますが、回復した時にやや戻りが出る場合があります。
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Q18. 1回の手術で良くなるのですか?
A18. 90%以上の方が、1回の手術で裸眼で生活できるようになります。ただし、 矯正が目標値に達せず、患者様の満足度が得られない場合、角膜の厚みが充分にあれば追加矯正手術を行うこともあります。追加矯正手術は、屈折の安定を待って(約3ヵ月後)に行います。初回の手術から1年以内であれば、マイクロケラトームを使用することなく、 フラップをめくり、レーザーを再照射することが可能です。
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Q19. 手術による失敗はないのですか?
A19. 正しく行われる限り、まず失敗はありません。術前に充分に検査を行い、手術器具の精度を高く維持し、術者の技量が安定していれば、術中に問題を生じることはないでしょう。術後は強くこすったり、指定した点眼を怠って感染などしなければ 問題はありません。ただし、どんな手術でも予期せぬことが生じることもあるので、 術前にきちんと合併症等について、充分理解した上で手術を決断してください。また、もし万が一のことが起こった場合でも正しく処置ができるよう制度の整った病院で、眼科専門医による手術をおすすめします。
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Q20. レーシックの問題点は?
A20. レーシックはPRKの問題点を解決すべく登場しました。しかし、角膜のフラップを作るという操作が増える分、術者の高度な技量を要し、そのフラップ作製時に合併症の多くが起こるとも言われています。これが起こった場合、即失明ではな く、その後の適切な治療により充分リカバーされると思われます。
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